富士フイルム富山化学が手がける放射性医薬品事業を取得するため、ペプチドリームが新会社の全株式を2022年3月に取得することを決定した。取得価額は現時点の企業価値が305億円で、PDC事業の拡大と開発スピードの加速を目指す。しかし、ルタテラ静注とライザケア輸液のライセンス契約が終了となり、除外されたため、取得価額は220億5900万円に変更された。取得予定日は2022年3月28日で、新会社はPDRファーマが承継する。M&Aアドバイザーとしては、今後の放射性医薬品市場の成長に注目し、ペプチドリームの事業拡大に期待したい。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。