宇部興産は、宇部72カントリークラブを市川興業に譲渡することを決めた。プレー人口の減少により経営が厳しくなっていた同ゴルフ場は、宇部興産開発が設立した新会社が事業を引き継いだうえで、全株式を譲渡する。譲渡に伴い、宇部興産は約48億円の特別損失を計上する。譲渡予定日は2020年3月2日。
【M&Aアドバイザーのコメント】
プレー人口の減少により、ゴルフ場事業は厳しい状況にある。今後も同様の事業譲渡が増える可能性があるため、M&Aアドバイザーとしては、事業の再編や新たなビジネスモデルの構築など、企業価値を高めるための提案が求められる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。