大王製紙は、紙製猫砂を製造する大貴を約74億円で全株式取得し、子会社化することを決めた。大貴は、規格外の紙おむつや壁紙などをリサイクル原料として活用し、高品質な紙製猫砂を製造しており、約4割のシェアを持つ。大王製紙は、生産ロスについてグループ内で完結する形でマテリアルリサイクルを実現するため、大貴を傘下に収めることで対応する。M&Aアドバイザーとしては、大王製紙が環境に配慮した事業展開を進めることで、社会的な評価を高めることができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。