大気社は、イタリア子会社Geico S.p.A.の経営権を合弁相手のGecofin S.p.A.に譲渡することを決めた。大気社の出資比率は14.5%に引き下げられ、Gecofinの出資比率は85.5%に高まる。譲渡価額や譲渡予定日は非公表。大気社は欧州以外の地域で四輪市場に注力し、事業領域の拡大を目指す。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:大気社の戦略転換によるGeico S.p.A.の経営権譲渡は、欧州市場の厳しい環境変化に対応するための重要な一手と言える。今後は四輪市場以外の事業領域への拡大に注力することで、新たな成長を目指すことが求められる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。