大建工業はカナダのCIPA Lumberと米国のPACIFIC WOODTECH CORPORATIONの株式を51%取得し、子会社化することを決定した。これは、伊藤忠商事との資本業務提携の一環で、木質素材事業の拡大を目指すものである。取得価額はCIPAが約109億円、PWTが約21億円で、株式取得予定日は2019年4月上旬である。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:この取引は、大建工業が海外事業拡大に向けた新商材の獲得を目指す上で重要な一歩である。CIPAとPWTの技術力と製造能力を活用し、木質素材事業の拡大を加速させることが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。