大和工業は、韓国子会社のワイケー・スチールコーポレーションが営む棒鋼事業を、現地鉄鋼メーカーのDaehan Steel Co., Ltd.に譲渡することを決めた。新会社を設立し、大韓製鋼が株式の51%を取得する。譲渡予定日は2020年9月8日。大和工業は棒鋼市場の縮小や競争激化に伴い、新たな戦略パートナーが必要と判断し、現地での棒鋼事業を合弁運営に切り替えることにした。M&Aアドバイザーとしては、大和工業が市場変化に対応するために、適切な戦略パートナーを見つけることが重要であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。