夢真ホールディングスは、フィリピンのITエンジニア派遣会社Centurion Capital Pacificの株式75%を取得し、子会社化することを決定した。Centurion Capital Pacificは約90人のITエンジニアを抱え、欧米企業への派遣も手がけている。夢真ホールディングスは、技術者派遣を主力とし、国内外のIT人材を積極的に確保することを経営の重点方針に打ち出している。取得価額は非公表で、取得予定日は2018年10月1日となっている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:フィリピンは、安価な労働力を背景にBPO市場が拡大しており、ITエンジニアの育成にも力を入れている。夢真ホールディングスのCenturion Capital Pacificの買収は、フィリピンのIT人材を確保するための戦略的な一手と言える。今後、夢真ホールディングスは、海外からのIT人材の確保に注力することで、グローバルな競争力を高めていくことが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。