地主は、不動産子会社のツノダの全株式を山八商事に譲渡することを決めた。ツノダは愛知県内や岐阜県内の不動産の取得を目的に昨年5月に子会社化したが、底地の売却などを進めた結果、主要な不動産は1物件を残すだけとなっていた。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2022年11月25日。ツノダはかつて自転車メーカーとして知られたが、不動産賃貸事業を主力としてきた。M&Aアドバイザーとしては、地主が不動産投資事業に注力するために、ツノダの譲渡を決めたと考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。