味の素が、米国の液体調味料メーカーであるMTGの株式50.1%を取得し、子会社化することを決定した。MTGは、ブロスやソースなどの液体調味料を製造・販売し、米国の外食・加工食品企業と緊密な関係を持っている。取得価額は約38億円で、取得予定日は2019年8月22日となっている。米国の外食市場では、粉末調味料よりも液体調味料が好まれる傾向にあるとされ、米の中食・外食向けBtoB市場は183億ドル(約2兆円)規模とされる。M&Aアドバイザーとしては、味の素が米国市場での事業拡大を図る上で、MTGの技術やネットワークを活用することが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。