名古屋鉄道は、運送会社の名鉄運輸にTOBを実施し、名証2部の上場を廃止することを発表した。日本通運はTOBに応募せず、株主を名古屋鉄道と日本通運の2社に限定し、非公開化でグループのシナジー効果やDXの推進を狙う。買付価格は1株当たり3500円で、買付予定数は186万8441株。買付代金は約65億3900万円。買付期間は2月8日から3月24日までの30営業日。公開買付代理人は大和証券。決済開始日は3月31日。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:名古屋鉄道の非公開化により、グループ内でのシナジー効果やDXの推進が期待される。また、日本通運がTOBに応募しなかったことで、今後の両社の関係性にも注目が集まる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。