加賀電子は、富士通エレクトロニクスの全株式を取得し、子会社化することを決定した。株式取得は3段階に分けて実施し、2021年中に完全子会社化する予定である。これにより、加賀電子の売上高はほぼ倍増し、5000億円規模となる。加賀電子は、電子部品・半導体販売やEMSビジネスなど幅広いサービスを提供しており、富士通エレクトロニクスの取得により、ビジネスの拡大が期待される。取得価額は205億円で、取得予定日は3段階に分けて実施される。M&Aアドバイザーとしては、加賀電子の戦略的なM&Aによる成長戦略を評価する。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。