出光興産は、潤滑油事業の子会社であるシェルルブリカンツジャパンの全株式と日本でのシェルブランドの潤滑油事業を、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル傘下の関係企業に譲渡することを発表した。譲渡価格は非公表で、譲渡予定日は2020年12月末となっている。出光興産は、昭和シェル石油との経営統合後、出光ブランドの潤滑油事業を手がけており、SLJがシェルブランドの潤滑油事業を担当していた。M&Aアドバイザーとしては、今後の出光興産の事業展開に注目が集まると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。