出光興産は、オーストラリアのエンシャム石炭鉱山の全権益85%分を現地のSungela Pty Ltdに3億4000万豪ドルで譲渡することを決めた。これは、石炭事業の構造改革の一環で、再生可能エネルギー、レアメタル、水素・アンモニアなどの新規事業を拡大するためのものである。譲渡は年末に完了する予定で、Sungelaは南アフリカの資源開発企業Thungelaを中心に3社が出資している。M&Aアドバイザーとしては、出光興産が石炭事業から脱却し、新規事業に注力することで、将来的な成長を見込めると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。