出光興産は、オーストラリアのエンシャム石炭鉱山の全権益85%分を現地のSungela Pty Ltdに3億4000万豪ドルで譲渡することを決めた。これは、石炭事業の構造改革の一環で、再生可能エネルギー、レアメタル、水素・アンモニアなどの新規事業を拡大するためのものである。譲渡は年末に完了する予定で、Sungelaは南アフリカの資源開発企業Thungelaを中心に3社が出資している。M&Aアドバイザーとしては、出光興産が石炭事業から脱却し、新規事業に注力することで、将来的な成長を見込めると考えられる。