住友商事が、住友精密工業の完全子会社化を目的にTOBを行うことを発表した。買付代金は最大139億7400万円で、買付期間は11月14日から12月26日まで。買付価格は1株につき3650円で、取得予定数は382万8544株。TOBが成立すれば、東証スタンダード市場への上場が廃止となる。住友精密はTOBに賛同意見を表明した。M&Aアドバイザーとしては、両社の一体的運営による成長戦略を推し進めるための買収であると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。