住友商事は、チリのシエラゴルダ銅鉱山の保有全権益13.5%をSouth32に約578億円で譲渡することを発表した。譲渡先のSouth32はオーストラリア資源大手で、2022年3月までに譲渡完了を予定している。住友商事は、共同で参画していた住友金属鉱山も保有する全権益31.5%を同じくSouth32に譲渡することを決めた。M&Aアドバイザーとしては、住友商事が戦略的選択肢を検討し、資源開発事業の見直しを進める中で、この譲渡がその一環として行われたと考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。