中越パルプ工業の子会社である文運堂は、学習帳・ノートなどの文具事業の営業権をショウワノートホールディングスに譲渡する方向で協議を始めたと発表した。文具販売の減少傾向が続く中、文運堂は学用品や事務用品などを手がける老舗文具会社である。譲渡予定日は2022年7月1日で、譲渡価額は非公表となっている。

【M&Aアドバイザーとしてのコメント】
文具市場は少子化や電子化の影響で減少傾向が続いており、競争が激化している。このような状況下で、中越パルプ工業は文運堂の文具事業をショウワノートホールディングスに譲渡することで、事業の再編を進めることができる。M&Aは、企業の成長戦略や事業再編の手段として有効な手段であり、今後も注目されることが予想される。