中小企業ホールディングスは、子会社のサニーダの全株式を地場建設業の邦徳建設に譲渡することを決めた。サニーダは給排水管の設備・更生工事を手がけており、経営立て直しを図ってきたが、受注の拡大が見込めず、独立した子会社として事業を継続することが困難な状況にあった。譲渡価額は99万2000円で、譲渡予定日は2022年5月16日となっている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:サニーダの譲渡は、中小企業ホールディングスが経営資源の最適化を図る上での戦略的な判断であると考えられる。今後は、中小企業ホールディングスがより収益性の高い事業に注力し、企業価値の向上を目指すことが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。