中央自動車工業が、三菱商事の子会社であるABTを買収することを決定した。ABTは損害保険会社の全損認定車両処分に関する業務を手がける会社で、株式91%を11月28日付で取得し、残りの株式については12月20日に株式交換を通じて取得する。株式取得価額は52億2500万円で、相乗効果を期待している。M&Aアドバイザーとしては、中央自動車工業の業務拡大に向けた戦略的な買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。