不二製油グループ本社は、業務用チョコレートメーカー世界3位の米 Blommer Chocolate Company を2019年1月に子会社化することを発表した。Blommerの企業価値は約848億円で、買収金額は600億円超となる見通し。不二製油は、Blommerを存続会社として新設する子会社との合併を行い、合併後のBlommerの株式100%を取得して傘下に収める。Blommerは北米市場で菓子メーカー向けにチョコレート、ココア製品を幅広く供給しており、不二製油はこれによりグローバル供給・販売体制を確立する。不二製油はこれまでにもM&Aを相次ぎ実施しており、主力のチョコレート事業を強化している。
【M&Aアドバイザーのコメント】
不二製油グループ本社のBlommer Chocolate Companyの子会社化は、同社のグローバル戦略において重要な一歩である。Blommerの北米市場での強みを生かし、不二製油はグローバルでの競争力を高めることができるだろう。また、不二製油はこれまでにもM&Aを積極的に実施しており、今後も
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。