三越伊勢丹ホールディングスは、傘下の三越伊勢丹不動産の全株式を米大手投資ファンドのブラックストーン・グループに譲渡することを決めた。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2021年1月4日。三越伊勢丹不動産は不動産賃貸事業を主力とし、サブリースや賃貸管理、管理組合事業も手がける。この決定は、百貨店を取り巻く厳しい経営環境に対する事業の選択と集中の一環として行われた。
M&Aアドバイザーのコメント:三越伊勢丹ホールディングスが、不動産賃貸事業に特化するために三越伊勢丹不動産の全株式をブラックストーン・グループに譲渡することを決めたことは、戦略的な判断と言えます。百貨店業界は、オンラインショッピングの普及やコロナ禍による消費者の行動変化などにより、厳しい状況に直面しています。不動産賃貸事業に特化することで、三越伊勢丹ホールディングスは事業の収益性を高め、競
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。