三菱地所が、不動産賃貸会社のアーバンライフをTOBにより完全子会社化することを決定した。買付価格は1株当たり2415円で、買付予定数は314万7070株で最大76億円となる。アーバンライフは上場廃止となる。三菱地所は、関西地区で分譲マンション事業を展開しており、アーバンライフの店舗網や知名度を生かせると判断した。M&Aアドバイザーとしては、三菱地所が関西地区での事業拡大を目指す上で、アーバンライフの買収は戦略的な意味があると考えられる。