三菱商事が千代田化工建設を連結子会社化したことを発表した。三菱商事は7月に第三者割当増資を引き受け、700億円でA種優先株式1億7500万株を取得した。千代田化工は2019年3月期決算で2149億円の最終赤字を計上し、債務超過に陥ったため、三菱商事は金融子会社を通じて900億円を融資し、優先株を700億円で引き受けた。議決権ベースで持ち株比率が82.06%に高まる。
【M&Aアドバイザーのコメント】
三菱商事の千代田化工建設の連結子会社化は、経営再建中の千代田化工の再生に向けた重要な一歩である。三菱商事は、千代田化工の再生に向けた資金調達と経営支援を行い、今後の成長に向けた戦略的な投資を進めることが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。