三菱商事は、不動産運用の合弁子会社であるMC-UBSRの51%の株式をKKR傘下の76に1157億円で譲渡することを発表した。譲渡予定は2022年4月で、今後は私募REIT、私募ファンド、海外運用事業を主な成長領域とする。MC-UBSRはJ-REIT市場で運用事業を展開しており、KKRはUBS側が保有する残る49%の株式も取得する予定。MC-UBSRが運用を受託する日本都市ファンド投資法人と産業ファンド投資法人の運用資産残高は約1兆7000億円まで拡大している。M&Aアドバイザーとしては、今後も不動産運用市場の動向に注目し、適切なアドバイスを提供していく必要がある。