三菱マテリアルは、子会社のダイヤメットを投資ファンドのエンデバー・ユナイテッドに譲渡することで基本合意したと発表した。ダイヤメットの業績悪化に対応して資金支援を行ってきたが、収益改善の見通しが立たないため、第三者への譲渡を検討していた。譲渡価額は未定で、譲渡予定は2020年12月中。最終契約書は締結され、譲渡予定日は2020年12月4日に決定した。M&Aアドバイザーとしては、ダイヤメットの業績悪化に対する対応策を早急に検討し、収益改善に向けた施策を打ち出すことが重要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。