三菱マテリアルは、子会社のユニバーサル製缶と三菱アルミニウムのアルミ圧延・押出事業を、アポロ・グローバル・マネジメント傘下の昭和アルミニウム缶に譲渡することを決めた。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2022年3月31日。三菱マテリアルは、グループ内での相乗効果が見いだしにくいアルミ事業について、事業再編の機会を模索していた。M&Aアドバイザーとしては、三菱マテリアルがアルミ事業の競争力強化を追求するために、アポロのもとで事業を継続することが最良の選択であると判断したと言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。