三菱ケミカルホールディングスは、子会社の田辺三菱製薬を完全子会社化するためにTOBを実施すると発表した。現在の持ち株比率56.39%を100%に引き上げることを目的としており、買付価格は1株2010円で、買付予定数は2億4466万6211株で、買付代金は約4917億7900万円。買付期間は2019年11月19日から2020年1月7日までで、買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券とカブドットコム証券。M&Aアドバイザーとしては、両社の相互活用や協業による相乗効果を高めることが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。