三菱ガス化学は、日本ユピカの子会社化を目的に、TOBを実施することを発表した。東洋紡と三菱ガス化学のみが株主となることを目指し、持ち株比率を引き上げる。日本ユピカはTOBに賛同しており、買付価格は1株3000円で、買付予定数は85万2869株、買付代金は25億5860万円となっている。M&Aアドバイザーとしては、三菱ガス化学が非公開化を通じて機動的に意思決定が可能な経営体制の構築を目指すことが注目される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。