三社電機製作所が産業用乾式変圧器メーカーの大阪電装工業を全株式取得し、子会社化することを決定した。大阪電装は三社電機の電源機器事業における中核部材の仕入先であり、後継者不在のため、部材の安定調達を確保するために傘下に収めることにした。取得価額は非公表で、取得予定日は2021年11月1日。M&Aアドバイザーとしては、三社電機が自社の事業を強化するために、戦略的なM&Aを行ったと評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。