三洋工業は、建築金物・材料販売の三洋UDの株式41%を追加取得して子会社化することを決めた。現在49%の持ち株比率を90%に引き上げる。三洋UDは、マンションの建設業者を中心に建築金物・材料を販売しているが、高齢化に伴い業績が伸び悩んでいたため、経営陣の若返りと意思決定の迅速化を目的に子会社化する。取得価額、取得予定日は非公表。
M&Aアドバイザーのコメント:三洋工業の子会社化により、三洋UDの経営陣の若返りと意思決定の迅速化が期待される。また、三洋工業は建築金物・材料販売においても強化されることになる。しかし、取得価格や取得予定日が非公表であるため、今後の影響については注視が必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。