三井金属鉱業はJX金属と共同出資で、持ち分法適用関連会社のパンパシフィック・カッパーから銅精錬事業を取得することを決定した。取得価額は約28億円で、4月1日付で日比製煉の全株式を取得する。PPCは2000年に設立され、2006年には双方の銅精錬機能を移管し生産を統合した。両社は昨年12月、PPC傘下に統合した双方の精錬機能について、2020年4月1日をもって、それぞれの精錬子会社として切り出すと発表していた。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:三井金属鉱業とJX金属の共同出資による銅精錬事業の取得は、両社の強化につながる重要な一歩である。今後、両社が協力して事業を拡大し、市場競争力を高めることが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。