三井松島ホールディングスは、水晶デバイス用生産設備を製造する三生電子の全株式を取得し、子会社化することを決めた。三生電子は、水晶デバイスの製造工程のうち、組み立てから検査までをカバーしたインラインシステムを製造・構築可能な国内唯一の装置メーカーであり、自動車の電装化や通信インフラの5G対応など成長分野での用途拡大に伴い、製品需要も中長期的に底堅く推移すると期待されている。取得価額は非公表で、取得予定日は2020年4月1日となっている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:三井松島ホールディングスの非石炭生産事業への多角化推進により、成長分野である自動車の電装化や通信インフラの5G対応などに対応するため、三生電子の取得が決定された。三生電子は、国内唯一の装置メーカーであり、製品需要も中長期的に底堅く推移すると期待されているため、今後の成長が期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。