三井松島ホールディングスは、シュレッダー国内最大手の明光商会を子会社化することを決定した。明光商会は安定した業績を持ち、機密文書処理能力に優れるシュレッダー需要が底堅く推移することが見込まれるため、傘下に収めることにした。取得価額は65億700万円で、取得予定日は2019年4月26日。三井松島は、石炭相場や為替変動などの影響を受けにくい事業分野への進出を重点課題としており、近年、M&Aに積極的に取り組んでいる。
【M&Aアドバイザーのコメント】
明光商会は、シュレッダーの国内最大手であり、ブランド力や営業力・技術力を背景に安定した業績をあげている。個人情報保護や情報セキュリティーへの重要性の高まりから、機密文書処理能力に優れるシュレッダー需要が底堅く推移することが見込まれるため、三井松島の戦略に合致する買収と言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。