三井化学は、シンガポール子会社Mitsui Phenols Singaporeを英国石油化学企業INEOS Holdingsに約450億円で譲渡することを決定した。譲渡予定日は2023年3月31日に延期された。三井化学はフェノール事業を再構築するために検討を進めており、ライトアセット化の一環として資産を圧縮することで財務面の負担を軽減する。M&Aアドバイザーとしては、三井化学が長期的な経営計画に基づいて事業再編を進めることで、企業価値を向上させることができると考えられる。