三井化学は、シンガポール子会社Mitsui Phenols Singaporeを英国石油化学企業INEOS Holdingsに約450億円で譲渡することを決定した。譲渡予定日は2023年3月31日に延期された。三井化学はフェノール事業を再構築するために検討を進めており、ライトアセット化の一環として資産を圧縮することで財務面の負担を軽減する。M&Aアドバイザーとしては、三井化学が長期的な経営計画に基づいて事業再編を進めることで、企業価値を向上させることができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。