三井住友建設がシンガポールのAntara Koh Private Limited(AKPL)の全株式を約76億円で取得し、子会社化することを決定した。AKPLは海外橋梁工事で主に基礎工事を担当するパートナーとして、長年信頼関係を築いてきた。三井住友建設はAKPLが保有する船舶や杭基礎技術の活用、施工管理体制の連携などによる競争力向上に向けてメリットが大きいと判断した。取得予定日は2022年2月15日。M&Aアドバイザーとしては、三井住友建設の海外事業拡大に向けた戦略的なM&Aであると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。