カーチスホールディングスは、親会社のレダグループホールディングスからTOBの申し入れを受けた。買付価格は1株当たり198円で、買付予定数は311万1500株。TOBが成立すれば、レダのカーチス株の所有割合は現在の43.24%から58.26%に上がる。買付代金は約6億1600万円で、買付は5月31日までに開始する。カーチスは中立の立場をとり、加畑雅之会長はレダの会長兼社長を兼務している。M&Aアドバイザーとしては、今後の株主の動向やTOBの成立に注目する必要がある。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。