ルネサスエレクトロニクスは英アナログ半導体メーカーのダイアログ・セミコンダクターを約6157億円で買収することで合意した。買収完了は2021年末までを予定しており、IoTや自動車分野向け製品の提供を拡大する。ルネサスのマイコンやSoC製品と補完関係にあり、相乗効果を見込む。買収資金は三菱UFJ銀行とみずほ銀行からの借入契約で調達する。ルネサスはこれまで海外のアナログ半導体メーカーを相次ぎ買収してきた。M&Aアドバイザーとしては、ルネサスの成長戦略に合致する買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。