ルネサスエレクトロニクスは英アナログ半導体メーカーのダイアログ・セミコンダクターを約6157億円で買収することで合意した。買収完了は2021年末までを予定しており、IoTや自動車分野向け製品の提供を拡大する。ルネサスのマイコンやSoC製品と補完関係にあり、相乗効果を見込む。買収資金は三菱UFJ銀行とみずほ銀行からの借入契約で調達する。ルネサスはこれまで海外のアナログ半導体メーカーを相次ぎ買収してきた。M&Aアドバイザーとしては、ルネサスの成長戦略に合致する買収であると評価できる。