リンテックは、カナダのラベル用粘着紙・粘着フィルムの加工・販売事業を取得することを決定した。取得価額は合計69億8200万円で、取得予定日は2023年5月31日。これにより、北米市場で印刷・情報材事業のシェア拡大と収益性の向上を目指す。リンテックは、米国のMACtac Americas、Duramark Products、Spinnaker Coatingなどを子会社化しており、今回の買収により北米市場での強化を図る。M&Aアドバイザーとしては、リンテックの北米市場での成長戦略に賛同し、今後の展開に期待したい。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。