ヨシムラ・フード・ホールディングスが、北海道網走市の水産品製造加工会社マルキチの株式70%を取得し、子会社化することを決めた。取得価額は21億6800万円で、取得予定日は2023年3月1日。マルキチは北海道の漁協5カ所の買参権を持ち、良質なホタテを安定的に確保している。ヨシムラはアジアに持つ販路を組み合わせることで、マルキチの水産品の拡販を見込む。M&Aアドバイザーとしては、ヨシムラのアジア展開に向けた戦略的なM&Aであると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。