ヨシムラ・フード・ホールディングスは、シンガポール子会社を通じて、冷凍水産品加工メーカーのPACIFIC SORBYの株式70%を取得し、子会社化することを決定した。PACIFIC SORBYは、カニ、ロブスター、エビ、サーモンなどの冷凍水産品を仕入れ、自社で加工し、シンガポールのホテルや病院などに販売している。ヨシムラ・フードは、同社を子会社化後、設備投資を実施して生産体制を増強し、将来の事業拡大に備える。取得価額は16億2800万円で、取得予定日は2019年5月13日となっている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:ヨシムラ・フード・ホールディングスは、東南アジアでの市場拡大を目指し、既存の2社との協業を進めている。今回のPACIFIC SORBYの子会社化により、同社の生産体制を強化し、シナジー効果を生み出すことが期待される。東南アジア市場において、冷凍水産品の需要は高まっており、今後も同社の成長が期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。