ヤマハ発動機、新川、アピックヤマダの3社が7月1日に事業統合することを発表した。新川がアピックヤマダをTOBで完全子会社化し、同時にヤマハ発動機を割当先とする第三者割当を行い、ヤマハ発動機の子会社化となる。ヤマハ発動機は子会社化した新川を共同持ち株会社に移行させ、新会社とアピックヤマダを傘下に置く形とする。3社の事業統合によって、顧客要求に的確に対応できると判断した。新川によるアピックヤマダ株式の買付価格は1株570円で、買付金額は70億7900万円。ヤマハ発動機は新川の第三者割当増資を1株382円で引き受けて子会社化する。M&Aアドバイザーとしては、産業用機械・ロボット業界ではトータルソリューションの提供が課題になっており、今回の統合は市場競争力の強化につながると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。