ミネベアミツミが自動車部品業界の変革期に対応するため、同業のユーシンとの経営統合を決定し、TOBにより全普通株式を取得することを発表した。買付価格は1株あたり985円で、買付予定数は3311万9397株で、買付額は最大約326億円となっている。公開買付期間は2019年1月下旬を予定している。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:自動車部品業界は、CASEに代表される変革期を迎えており、技術革新と市場変革に対応することが喫緊の課題となっている。ミネベアミツミの経営統合は、このような事業環境の変化に対応するための戦略的な決断であり、今後の業界の動向に注目が集まる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。