マルハニチロは、子会社の大都魚類に対してTOBを実施し、同社を完全子会社化することを発表した。買付総額は25億9000万円で、買付価格は1225円。大都魚類はマルハニチロの水産商品の販売を受託しており、上場廃止となる見込み。M&Aアドバイザーとしては、マルハニチロがグループの水産物サプライチェーンを再構築し、経営の効率化を図るために、このTOBを実施したと考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。