マルハニチロは、アラスカ産水産物の加工販売を手がける米子会社の事業を、現地同業のNorthwest Fish Companyに譲渡することを決めた。主力のアラスカ産紅鮭・カラフト鱒事業は営業損失が続き、事業撤退することになった。対象事業の売上高は157億円、営業利益は△22億円。譲渡予定日は2020年12月31日。

M&Aアドバイザーとしてのコメント:マルハニチロは、収益改善が見込めない事業を早期に手放すことで、経営資源の集中化を図り、事業の効率化を進めることができる。今後は、収益性の高い事業に注力し、企業価値の向上を目指すことが重要である。