マブチモーターは、小型ポンプメーカーの応研精工を全株式取得し、子会社化することを決定した。取得価格は非公表で、取得予定は2023年1月下旬。応研精工は、ローリングポンプと呼ばれるダイヤフラム駆動方式の小型ポンプを生産しており、マブチは長年にわたりモーターを供給していた。取得後は、ポンプに関する技術・ノウハウや製品群を取り込み、小型モーター・ポンプ一体でのユニット対応を推し進める予定。2023年3月14日に取得が完了し、応研精工の社名をマブチモーターオーケンに変更したと発表された。
【M&Aアドバイザーのコメント】
このM&Aは、マブチモーターにとって、応研精工の技術・ノウハウや製品群を取り込むことで、小型モーター・ポンプ一体でのユニット対応を推し進めることができるメリットがあると考えられる。また、長年にわたる取引関係があったことから、両社の相性も良く、スムーズな統合が期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。