プロルート丸光は、子会社のマイクロブラッドサイエンスの全保有株式50.23%をMBS代表取締役の五十嵐圭氏に譲渡した。MBSは、当初の事業目的や業績を達成することが困難だと判断され、譲渡価額は2100万円であった。MBSは、中国企業ヴァゼムが保有する新型コロナウイルス治療薬の開発展開のサポートを行うことでエージェント報酬の獲得が期待されていたが、成約につながっていないという。M&Aアドバイザーとしては、今後のMBSの事業展開について慎重に検討する必要がある。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。