プロルート丸光は、コンサートグッズの版権管理などを手がける子会社Sanko Advanceの全株式を、コンサルティング業のWealth Brothersに2億3300万円で譲渡することを決めた。Sanko Advanceの事業継続が困難になったためで、譲渡予定日は2023年8月2日。プロルート丸光は2020年1月にSanko Advanceを完全子会社化しており、コンサートグッズの製造・販売に関する権利を生産者に許諾し、ロイヤルティーを受け取る事業を主力としている。M&Aアドバイザーとしては、コロナ禍でコンサートが開催できない中、グッズ販売事業の収益化が厳しい状況が続いていたが、行動制限の緩和でコンサートが再開され、今後の展望が開けつつあると考えられる。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。