プロトコーポレーションは、介護・福祉・医療分野の広告関連事業を手がける子会社のプロトメディカルケアの全株式をベネッセホールディングスに譲渡することを決めた。譲渡価額は42億5000万円で、譲渡予定日は2021年6月1日。この決定は、事業構成の選択と集中の一環であり、グループの主力事業である自動車・生活関連部門との相乗効果を引き出すことができなかったためである。M&Aアドバイザーとしては、プロトコーポレーションが事業構成の見直しを行い、より効率的な事業展開を目指す姿勢を評価する。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。