プロスペクトは、不動産・商業施設建築事業を手がけるキーノートを株式交換で完全子会社化することを決めた。株式交換比率はプロスペクト1:キーノート2万6860で、株式交換予定日は2020年9月3日。プロスペクトは、これにより戸建住宅の販売や不動産関連のコンサルティング業務の拡充を目指す。一方、キーノートの親会社のKeyHolderはエンターテインメント事業に経営資源を集中する方針を打ち出したため、不動産関連のキーノートの売却を検討していた。M&Aアドバイザーとしては、プロスペクトが不動産事業の拡大を目指す上で、キーノートの買収は戦略的な一手であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。