建設廃棄物の中間処理を主力とするフジコーがMBOを受け入れ、株式を非公開化することを発表した。HOPがTOBを実施し、全株式の取得を目指す。買付価格は1株600円で、買付予定数は333万9077株で、買付金額は最大20億円強。買付期間は11月5日~12月16日。決済開始日は12月23日。買付代理人はみずほ証券。M&Aアドバイザーとしては、フジコーが中長期的な投資を進めるために株式の非公開化を選択したことは、企業価値の向上につながる可能性があると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。