フェローテックホールディングスは、ロシアの超小型サーモモジュール製品メーカーRMTの出資持ち分78.96%を取得し、子会社化した。これにより、通信基地局や光ケーブル、EV用センサーなどに需要が見込まれるサーモモジュール製品の品ぞろえを強化する。取得価額は約2580万円で、取得日は2020年10月13日。RMTは、サーモモジュールの超小型化や多段化に関する技術や多品種に対応した生産ノウハウなどに強みを持つ。フェローテックは今後、RMTの残る21.04%の持ち分も取得し、完全子会社化する予定。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:フェローテックのRMT買収は、同社の製品ラインナップを強化するための重要な一歩である。サーモモジュール製品の需要が増加する中、RMTの技術や生産ノウハウを取り入れることで、フェローテックは市場競争力を高めることができる。今後も、M&Aを活用して企業価値の向上を図ることが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。